ゆっくり登るキナバル登山2

|2011/09/12|投稿者:海外たびレターライター|カテゴリー:その他アジアコメント(0)

投稿者⇒大阪の信州人

Mt. Kinabalu_049.JPG 東南アジアの最高峰、マレーシアはボルネオ島の「キナバル山」に登ってきました。


 登山の拠点となるボルネオ島のコタキナバルへは、関西空港から直行便が出ているので、夕方にはホテルに入ることができます。ホテルに荷物を置いたら、さっそく近くのスーパーに行動食などの買い出しに出かけました。 


 2日目は早朝にホテルを出発、車で2時間ほど移動して、登山口に向かいます。キナバル公園の管理事務所で、地元の登山ガイドさんやポーターさんと合流。登山口のゲートで入山者名簿にサインをして、いざ出発です。

Mt. Kinabalu_004.JPGMt. Kinabalu_006.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 登山口は標高1800m程ありますが、キナバル山が位置するのは北緯約6度。登山道を一歩外れれば、そこは熱帯のジャングルです。日本では見ることの出来ない花が、登山道の脇に咲いています。
Mt. Kinabalu_013.JPGMt. Kinabalu_017.JPGMt. Kinabalu_023.JPG

 

 

 

 

 

Mt. Kinabalu_025.JPG

 

登山道は、日本の登山道より広く、すれ違いも楽にできる広さ。しかし勾配が急で、階段の連続です。30分~40分ごとに東屋があり、疲れを感じる前に休憩が出来て、思ったよりも楽に登ることができます。休憩所には水のタンクが設置してありますが、生水ですので絶対に飲まないでくださいね。(地元のガイドさんやポーターさんは平気で飲んでいますが、私たち日本人が飲んだら、確実に下痢をします。

Mt. Kinabalu_026.JPGMt. Kinabalu_033.JPG

 

 

 

 

Mt. Kinabalu_030.JPG

 5つ目の東屋を過ぎたあたりで、登山道の脇に巨大なウツボカズラを発見! これ30cmくらいあるんです。

 

 

 この後、少々雨に降られて、標高3353mの山小屋ラバンラタ・レストハウスに着いたのは午後4時過ぎ。すでに大勢の登山者で賑わっていました。

 

 

 

Mt. Kinabalu_040.JPG

 3日目。いよいよ頂上アタックです。午前2時45分起床。軽い朝食を取って3時45分出発。まだ暗い中、ヘッドランプを点けて登り始めます。こずえの上に星が見えます。絶好の天気です。

 

 

 樹林帯を登りきって、森林限界に出ると、くっきりオリオン座が見えました! 満天の星空です。しかしここから登山道の様子は一変し、花崗岩の岩場となります。まだ暗いので、休憩をして、少し明るくなるのを待ちましょう。Mt. Kinabalu_041.JPG

 

 固定ロープを頼りに、岩場を登ります。眼下に泊まったラバンラタ・レストハウスが見えています。
Mt. Kinabalu_091.JPG

 

 岩場を登りきると、サヤサヤ小屋が見えてきました。ここで最後のお手洗いを済ませていきます。

 

Mt. Kinabalu_043.JPGMt. Kinabalu_045.JPG

 

 サヤサヤ小屋の上は、花崗岩の一枚岩です。氷河期には、赤道近くのキナバル山の山頂付近にも氷河があり、岩盤を削りながら流れていたそうです。ここでは固定ロープは、道を失わないように設置してあります。広く平らに削られた岩の上でガスが出ると、方角を取りにくくなります。

Mt. Kinabalu_046.JPG

 日が当っているのは、ドンキー・イヤーズ(ロバの耳)。穂高のロバの耳より、こちらの方がロバの耳らしいかな? 広大な花崗岩の岩盤から、槍ヶ岳のように突き出た山頂が見えます。これがサウス・ピーク。明らかに氷河による侵食で出来た頂きです。
Mt. Kinabalu_049.JPGMt. Kinabalu_048.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 いよいよ見えてきました、最高峰のローズ・ピーク。4095mの頂きまではもう少しです。

Mt. Kinabalu_052.JPG

 Mt. Kinabalu_057.JPG最後は、大きな岩の間を縫うように登ります。背後はセント・ジョンズ・ピーク。

 ローズ・ピークの山頂で記念写真。山頂はそんなに広くないので転落しないように気を付けてくださ~い。この日も多くの登山者がピークを踏みましたが、我々が最後のパーティーだったので、ゆっくり山頂に滞在して、景色を満喫できました。

Mt. Kinabalu_061.JPG

 

 

 

 下山途中、緊張もほぐれて笑顔でピース。
Mt. Kinabalu_067.JPG

 

 

 

 ほとんどの登山者は、山頂を踏むと、その日のうちに標高差2200mを一気に下り、登山口まで下山をしてしまいます。しかし私たちはそんな無理をせず、ラバンラタ・レストハウスにもう一泊します。小屋で午後の時間をゆっくり過ごしていると、激しい雨。熱帯地域特有の天気周りです。雨の中、明日ピークを目指す登山者が続々と到着してきました。 

 下山の日、小屋の前で現地の登山ガイドさんと一緒に記念写真。
Mt. Kinabalu_074.JPG

 これが、ラバンラタ・レストハウス。ロバの耳も見えています。
Mt. Kinabalu_080.JPG

 下山途中、名残を惜しんで振り返りました。登ってくるときはガスっていて、この景色は見えなかったものね。
Mt. Kinabalu_081.JPG

 下山の登山道では、登ってくる多くの登山者とすれ違いました。道を譲る時に交わす挨拶も、国際色豊かです。イギリス、オランダ、スウェーデン、アメリカ、カナダ、台湾、シンガポール、韓国・・・いろいろな国の方に会いました。それから忘れてはいけないのが、地元の歩荷さん。私たちが小屋で食べた食材をはじめ、ガスボンベ、建築資材・・・すべて人力で荷揚げをして、私たち登山者の便宜を図ってくれています。

極めつけは給水タンク! 広い所ですれ違えて良かった。Mt. Kinabalu_088.JPG

  無事、コタキナバルのホテルに帰って、休養をした後は、1日ボルネオ島の観光に行きました。コタキナバルから1時間少々北にあるトゥアランという町の市場をのぞきに行きました。日本にはない珍しい野菜や果物もあります。大きな果物はジャックフルーツです。
Tuaran_003.JPGTuaran_004.JPG

 

 

 

 

 

 

 そのあとは、ボートに乗ってマングローブ林を見に行きました。ボートに乗る私たちの近くには水牛。山を降りてきたら、急にのんびりモードになってしまいました。

Mengkabong_005.JPGMengkabong_001.JPG

 

 

 

 

 

これがマングローブの実。実の中で種が発芽し、実から胚軸(キュウリのような部分)を伸ばします。これが抜け落ちると、海底の泥に突き刺さって根付くのだそうです。
Mengkabong_013.JPG

 夕方まで観光をして、コタキナバル空港へ。夜中にクアラ・ルンプールで飛行機を乗り継ぎ、朝早く関西空港に帰ってきました。

 コタキナバルの町も暑かったけれど、大阪もまだまだ暑いですね。皆さんお疲れさまでした。 


コメントする






画像の中に見える文字を入力してください。